カラダを動かすのは気持ちがいい。どんなスポーツでもいい、汗をかくとカラダもココロも清々しくなる。そして、同じ運動でも環境によって心地よさは違う。ジムでエアロバイクを漕ぐよりも、朝の公園でストレッチやウォーキングする方が爽快だし、都心よりも南国のリゾート地を走る方が快適だ。ハワイでも、朝夕にはヨーガ、ストレッチ、ジョギングにサイクリングと、多くの人たちが、それぞれ好きな運動をしている。
豊富な自然に囲まれたハワイは、12月のホノルルマラソンを代表に、一年中、多くのスポーツイベントが開催されている。そして、ここ最近、女性を中心に人気を集めているのが毎年9月に行なわれるサイクリングイベント、“ホノルルセンチュリーライド”だ。コースはカピオラニ公園からスタートして、スワンジビーチパークで折り返す100マイルを筆頭に、クアパ・プリ・スクールで折り返す20マイルまで、体力に合わせて6つのコースが用意されている。
昨年、9月30日に開催された大会には3629人が参加。そのうち日本人は1829人、しかも女性が613人と多いのが特徴だ。国内でもサイクリング大会は人気を集めているが、ここまで女性が多い大会は珍しい。その理由はハワイということだけでなく、スポーツ用自転車がなくてもレンタサイクルが簡単に手配でき、初心者や体力に自信がない人にもやさしいコース設定だから。スタート地点にいた女性に声をかけてみると・・・・・・
「マラソンは自信はないけど、自転車なら楽しく走れそう」(25歳OL)
「ハワイのスポーツイベントに参加したかった」(27歳 派遣社員)
「短い距離から始めて、夫婦で何年も楽しめそう」(33歳 主婦)
と、サイクリングを本格的に経験している人よりも、初めての挑戦としてこの大会を選んだ人が多そうだ。センチュリーライドは自分のペースで完走するのが目的で、順位やタイムを競う大会じゃない。気に入った景色があれば止まってみればいい。そんな敷き居の低いイベントだ。
文=菊地武洋 写真=和田八束






