TheBusで行こう!

スワップミートとは、もともと物々交換という意味。ただし、会場に集まった人たちが不用品を交換しているわけではない。代々木公園のフリーマーケットや、パリの蚤の市と同じように、出展者がいろんな商品を出して販売している青空市場と一緒。売る人も買う人も、イベント自体が楽しみの1つなのだ。

ワイキキから“アロハスタジアム”までは♯42で約1時間20分。THE BUSのクーラーはどの路線でも強めなので、カーディガンなど上に羽織るものがあるといい。混雑した車内にはスワップミート目当ての人が多く、一緒にバス停を降りて、後追うようにアロハスタジアムの駐車場に向かう。ここのスワップミートは観光客向けと言われているが、ワイキキにいる人たちよりも落ち着いた雰囲気の人が多い。腰にチケットを下げたスタッフに1ドル札を渡すと、遊園地の乗車券のようなチケットをくれる。そして、その先にはスタジアムを囲むように露店がぎっしりと軒を連ねている。

スワップミートは水、土、日曜日の朝6時から15時まで。掘り出し物を探すなら早く出かけた方がいいと言われているが、すべてのお店が出そろうのは9時過ぎ、あまり急ぐ必要はない。積極的に声をかける店も少なく、歩いている人たちも大ざっぱに様子をうかがうように店先を覗いては、目ぼしい物をチェックしている。定番のアロハシャツ、ハワイアンキルトやウクレレ、人気の高いハワイアンジュエリー、水着、ココナッツ・・・・・・どれもワイキキよりも価格が安く、種類も豊富だ。

まるでアジアの露店街を歩いているようだが、店も人もたくさんいるのに煩い感じがしない。値段の交渉をしていても、のんびりとした空気が漂っている。確かに価格は安いが、効率だけを求めるならワイキキでショッピングした方がいい。ここに来ているのは、時間と気持ちにゆとりのある人たちであって、外国人ならロングステイヤーが多い。ココナッツジュースを飲みながら、半日ほど会場を歩いてみるか・・・・・・そんな気持ちで出かけると、買い物をしなくてもハワイを十分に満喫した気分になれる。

=菊地武洋  写真=和田八束

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